時は待ってくれない

梅雨明けしたのを覚えてても、梅雨入りしたのがいつだったのか思い出せない。
その梅雨入りする頃からスイレンは咲いてないかと何度も下見をしてた。
そして見頃になって撮影し始めるものの、空梅雨で雨があまり降らなかった。
このスイレンやハナショウブにアジサイなど、晴れてる時に撮っても精彩がないので曇りか雨の日を狙ってた。
そんなスイレンがもうすぐ見頃を終えるのに一か月近く撮りに行ってない。
時は待ってくれないのに・・・



suiren_0018.jpg suiren_0019.jpg suiren_0022.jpg suiren_0023.jpg suiren_0024.jpg

いま「倍賞千恵子の現場」を読んでる途中ですが倍賞千恵子さんといえばなんといっても男はつらいよでの寅さんの妹役さくらです。
その舞台となってる柴又へ行って来たばかりだし、彼女が主演した代表作「下町の太陽」で住んでたと思われる京島の橘通りも先日いったばかり。
京島のすぐそばにたから十間橋交差点があり、そこに大きな工場が建ってたのが更地になってました。
もしかするとそこが下町の太陽で使われたロケ地なのかと思い調べると、曳舟駅前にあった資生堂の石鹸工場だったようです。
思惑違いだったにしろ、関東大震災に遭った向島あたりの住民たちが田畑だらけだったところに長屋を建てて住み始めたのが街として成り立っていったのが京島らしい。 
そもそも京島という地名は東京の「京」に向島の「島」をそれぞれとって命名されたともいい、向島京島は浅からぬ関係のようです。

その京島へ行ったのは青いトタン張りの長屋がどんどんなくなっていくのを少しでも撮っておきたかったからですが、無情にも時は待ってくれてなかった。
昨日の記事で高山へ行った時撮影した画像フォルダーを誤って消去したと書きましたが、撮影したエリアごとに保存してた外付けハードディスクもお釈迦にして、スカイツリーの建設経過や京島や向島の画像もパーになってしまった。
長屋をあきらめ猫を撮ろうにも時間帯が悪いというのか夏で暑いし、あまりいない。
それが狭い路地の間からこちらに向かって来るのにカメラを向けたらさっと逃げて行く。
追いかけて行くと車の下へもぐりこんでしまった。
と、そこには、七十代半ばと思われる男性が二人植木や花の手入れをしてる。
猫を追い駆けて来たことをいうと、一人が家にもいるよというが軒下の箱に入って寝てるので見えない。
よくよく見れば、その反対側の路地でよく猫を見かけてたことを思い出した。
猫ももういいやとばかり、長屋がなくなってることをいうと、時代の流れでしょうがないねと。
向島つながりで漫画家の滝田ゆうさんがよく書いてた銘酒屋のことを聞くと、京島にはなかったと。
向島は花街だったが、農地だったところに移り住んだ京島の住民たちの多くは敗戦後の復興時下町の工員として高度経済成長を支えていたようです。
映画下町の太陽はそんな京島と曳舟や、現在では八広と改名された荒川土手駅辺りがロケ地のようでした。
その京島には映画館もあったし、昭和三十年代は活況を呈した町だったことは想像に難くない。

下町の定義が何であれ、自分が生まれてから此の方まで見てきた街の多くは商店街を中心とするにぎやかな街だった。
西新宿のけやき橋商店街は高層ビル街の藻屑となって消えてしまったし、武蔵小山の飲食店街も同様で京成立石駅前再開発にしても・・・
高層ビルの乱立はこれからも続くだろうが、日本経済は低迷するばかりだし人口減で外国人の流入が増加の一途をたどれば、そうした高層ビル街が外国資本の手に渡るのは目に見えてる。
そして日本列島はやがて消滅するに違いない。
自然災害ではなく、欲塗れの人間によってだ。
そんな金亡者優先の経済をいつまでも放置しておくつもりなのか!
しまったと思っても、時は待ってくれないのだ。

先週来からの集中豪雨で甚大な被害に遭ってる方々たちに心よりお見舞い申し上げます。
4年前広島県安佐南区で大きな地滑りがあり死者がかなり出ました。
広島や岡山県自体そうですが瀬戸内海の離島にしても花崗岩が地盤になってるところが多い。
それが風化し地滑りや土砂災害が起きやすくなってる真砂土にもかかわらず、不動産売買の規制をしてない。
ハザードマップを見れば一目瞭然のはずですが、滋賀県の元知事だった嘉田由紀子女史のように両県ともハザードマップを公開してるのか?
各自治体というより国を挙げてハザードマップを公開すべきだし、自宅の地価が下がっては困るなどという利己主義を捨て、災害が起きやすいところは自治体もしくは国が買い上げるべきではないだろうか?
そうすれば今回のような激人災は起きないだろうに。
敢えて人災としたのは、これまでの不動産売買を顧みるまでもないでしょう。
どけ!建てろ!売れ!
大手だけでなくパワービルダーといわれる業者が容赦なく土地を買い占め、上記したような合言葉をもとに今日も危険地域だと知りながら売買してる業者を取り締まらない限り、人災はとどまらないでしょう。
そうならないためには欲を捨て、住んでる地域から市町村へ、そして都道府県に国が発展するように行動するべきでしょう。
関連記事

コメント

非公開コメント