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熟柿に黒猫 2017年11月17日18:41:00 街の猫 コメント:2

熟柿に黒猫

撮影機材 PENTAX K-5Ⅱs / SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO


留萌本線の留萌駅 - 増毛駅間が廃止されて1年近く経つ。
廃線される以前から路線バスが同区間を走ってたし今も代替輸送してるのでなんら問題は生じてないようですが・・・
JR北海道の路線はほとんどが赤字で宗谷本線に根室本線に函館本線にしてもしかり。
ましてや函館本線は新幹線が札幌まで延伸すれば第三セクターになり、いずれ廃線の憂き目に遭うのは目に見えてる。

なぜ廃線になるのか?
いうまでもなく利用者が少ないからで、もともと産業が限られてる地域で過疎化をたどるばかり。
その一方で東京から広島までの海沿いを走る新幹線は利益を上げてるばかりでなく、リニア新線の建設を始めてる。
まずは東京から南アルプスをぶち抜いた名古屋間で、その後は大阪まで延伸予定。
莫大な建設費用はJR東海一社で負担するはずが、いつの間にか政府からの無利子融資が忖度されてる。

2020年代になると人口減少が顕著になり、四大都市圏といえども加速していくのは間違いない。
それでも東京を走る鉄道は混雑緩和を目指しあれこれ対策し設備投資してるようですが・・・

産業の空洞化といわれて久しく、その言葉を聞いてから30年以上経つがその対策として内需拡大を進めるもののそれを実感できたのはバブルが崩壊した1990年代初頭までだろうか。
それからはグローバル化だとばかりに、大企業はこぞって海外に需要を見込んでる。
国内の製造業は派遣と非正規がほとんどで、社員は部署を統括するぐらいなのでは?

それでもそういう企業があれば町として体を成すが、そんな企業があまりない北海道ではいかんともし難い。
企業誘致を大々的に図った苫小牧東部地域開発。
田中角栄日本列島改造論と相まって脚光を浴びたが、その成果は北海道経済を潤すまでには至ってないのでは?
ないよりましだろうし、企業だけでなく人口の分散化を図れば、北海道だけでなく四国や本州の日本海側に九州の山間部にしても限界集落の減少を図ることはできるだろう。

人口密度が極度に高いところで暮らすのはストレス過多になるのか、大都市圏から地方へ移住する者がいる。
それはほんのわずかで人口の分散化には程遠い。
国策として人口分散化を図ってこなかった国の怠慢が地方を滅ぼしてる。
今になって女性の進出を図ろうにも保育園落ちた日本死ねというのが話題になるほど都会では保育園不足。
かたや地方では保育園に入園するのはさほど困難ではないという。
これも人口過多と過疎の弊害。
それもこれもすべては政治家の怠慢だろう。
日本維新の会の足立康史が昨日、国会議員を名指しで犯罪者扱いし物議をかもしてる。
なんら根拠を明示することなく他人を誹謗中傷する足立康史こそ犯罪者ではないのか?
こんな足立康史と顔が似てる千原ジュニアが可哀そうだ。

冗談はともかく北海道内の鉄道はどんどん廃線されバスにとって変ってるが、雪深い地方でのバスは立ち往生することも多々あり、すべてをバスに転換するのは難しい。
それでも赤字だからと廃線していくんだろうか?
単なる鉄道への郷愁でなく、地域の足として観光客への利便性もあるし残せるものは残すべきだと思うのだが・・・


似てるように見えても左は 果樹のかき 右は木屑のこけら
つくりの市の縦棒に見えるのが1画か点と棒の2画の違い。
杮落しで用いられるのは木屑の意味合いとしてであり果樹の柿ではない。
吹けば飛ぶような木屑のように鉄道路線が地図から消えていく。
街で見かける野良猫も少なくなってきた。 
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