思い通りに写真を撮りたい

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郷愁を感じさせる秩父市街の松村甘味食堂 

郷愁とは他郷にて故郷を懐かしく思うことであり、転じて遠い昔に惹かれるノスタルジーとも・・・
昭和28年生まれの私が物心ついたとき、生まれ育ったところが下町ということもありまだ敗戦の跡があちこちに色濃く残ってました。
そう・・・闇市の名残がマーケットになってたし、その周りでは傷痍軍人を模倣して物乞いするのや南京袋に入れたマムシに腕を噛ませようかというガマの油売りがいた。
市街地には畑があちこちあり蝶々や蜻蛉が舞ってたし、山羊どころか馬を牽くのもいました。

そんな時代に育った私が口にする甘味といえば、食事で出される佃煮でマグロの角煮とかうずら豆といった類でした。
お菓子でいえば英字ビスケットぐらいで、一年でたまさか甘味処でみたらし団子や大福を買ってくれるのがなによりもの楽しみでした。
その甘味処は住んでる沿線のあちこちにあったのがどんどん姿を消していったのは高度経済成長が終焉を迎えた頃だったか・・・
伊勢屋をはじめとした甘味処が沿線各地から軒並み姿を消してしまったのはスーパーばかりかコンビニでも甘味を安く販売してて採算が合わないし、それなら時流にのってアパートやマンション経営に鞍替えしてるんでしょう。

そんな今でも巣鴨とげぬき地蔵通りの伊勢屋はおばあちゃんの原宿として親しまれいつ行っても活況を呈してるし、たまに行く秩父松村甘味食堂も地域住民だけでなく懐かしい昭和の郷愁を求めて訪れる観光客が多い。
だんごや大福に稲荷寿司と海苔巻きだけでなくラーメンと蕎麦にうどんや丼物まであり、それが安くて美味しいし開店から閉店まで休憩なしでやってるのが有難い。
それほど広くはない店内に漫画や雑誌が置かれてるのもいいし、空腹を満たすだけでなく心を和ませてくれる。
虎屋とか立田野みたいな高級志向でないのは勿論、2時間3時間待ちの行列が絶えないスイーツ処でもない。
気が向いたときふらっと入れる庶民的な甘味処がこれいじょうなくなって欲しくない。

そういった甘味処へ行きたくても近所のさえ電車を乗り換えて行かなければならないし、秩父となれば3時間近くかかってしまう。
シャッター通りと化した商店街にもこうした甘味処はたくさんあっただろうに・・・
なくすべきは今問題になってる富山市議会や安倍晋三がガリガリ君や高価なミネラルウオーターを購入してる政務活動費であり、甘味処ではないはずだが・・・

撮影機材 Nikon1 / 1Nikkor VR 10-30mm F3.5-5.6
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テーマ: *写真で残す日常* | ジャンル: 写真 |  trackback: -- | comment: 2 | edit

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秩父長瀞の紅葉を見て両神荘で泊まってきました 

11月15日は母の七回忌。
墓地に向かってると富士山と他の山並みが見え、それも雨上がりのせいか雲海のような雲が中腹をまとい、まるで山に来てるのかと錯覚し街中を走ってる電車内とは思えない。
法要がすむと姉と姪にその子供たちと食事。
母の弟と妹夫婦が来るといってましたが遠いし雨では来るのも大変だからと断ったため、精進落としというより気楽な店でさっと引き上げました。

3時前に帰宅しましたが、朝電車内で見た山並みが頭からはなれない。
ネットを立ち上げブックマークのなかから宿を閲覧してると、もう旅行したくてたまらない気持ちでいっぱい。
富士山を見るなら伊豆あたりがいいが、今の時期は紅葉
そう思うと山梨の塩山か小菅に泊まり甘草屋敷や恵林寺付近の枯露柿を、そして奥多摩湖で紅葉の撮影。
そんなことがとめどなく思い浮かぶものの猫も撮りたい。
富士山ならこれから冷え込みがきつくなると近所でも見ることができるし、しばらく行ってない秩父にしよう。
そう決めたのは会いたい猫がたくさんいるからだし、洋食屋エデンのトンカツや野坂の豚の味噌漬けを食べたいからでした。

翌早朝池袋駅で秩父鉄道の長瀞三峰口間が2日間乗り放題の秩父フリーきっぷを購入しレッドアロー号に乗車。
西武秩父駅に8時20分到着。
駅前から見る武甲山はセメント加工にするため削られた山肌が相変わらず荒々しい。
堤義明が西武グループを率いてたときなど極力西武鉄道やプリンスホテルの利用を避けてましたが、今となってはもうそんなことに拘ってたのが馬鹿馬鹿しく思えてならない。
ポスターの吉高由里子が、そうだよとでも言いたげだ。
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西武秩父駅から秩父鉄道のお花畑駅へ行く途中猫だまりが三か所あるのに、そのいずれにもいない。
それでも近くで1匹後ろ姿のを見つけた。
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そして塀際には朝日できらめく紅葉が・・・
玉ボケがうるさいぐらい凄いですが、SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACROでなくsmc PENTAX DFA MACRO 100mm F2.8 WR で撮ってれば玉ボケが柔らかくなってうるささが半減したのに・・・
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長瀞へ向かう電車の出発時間まで少し間があるので、猫を探しながら街中を散策してもどこにもいない。
しかたなく、かつて宿場町だった面影を残す建物を撮って駅へ行きました。
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出発にはまだ早いし朝トースト1枚食べたきりなので、駅構内にある元祖立ち喰いお花畑そば店で天ぷらそばを注文。
おにぎりや稲荷寿司を欲しかったが、まだ仕込んでない。
それでも揚げたてのかき揚げがボリューム満点で満腹に。
秩父名産のゆずの皮が薬味としてあり、それが風味満点でした。
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出発間際になると西武線で来たハイカーや長瀞へ向かう人出で混み合ってくる。
かつては蕎麦屋の隣にあった売店が廃業してしまったと懐かしがってる間もなく電車が到着。
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長瀞渓谷へ行きましたが、なんだかな~~~、と亡くなったばかりの阿藤快さんじゃないが呟きたくなったのはイメージしてたのと違い、モミジがまったくないからでした。
これなら逆方向の三峰口から中津川渓谷へ行ったほうのがよかったのかと後悔しきり。
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かといってこれから中津川渓谷へ行くには晩すぎるのでロープウエーで宝登山へ行こう。
先に宝登山へ向かってれば、ヘイズが薄く見晴らしがよかっただろうに・・・
と思ってると真っ赤に染まったモミジ。
竹料理の食事処有隣倶楽部の敷地内にあるどうということのないモミジですが、長瀞で見なかったこともありレンズをとっかえひっかえしながら50枚ほど撮影しました。
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ロープウエー乗り場に着くとカンザクラがあり、頂上駅にもあちこちカンザクラが咲き誇ってます。
そのロープウエーから見る紅葉の山並みは八甲田ロープウエーからの光景にも負けないぐらい綺麗でした。
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今宵の宿両神荘は両神山麓にあり、その特異な山容が見える。
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駅へもどるのにロープウエーに乗ろうとすると中国語を話す女性陣が割り込んで来た。
中国人がこんなところまで来てるとは、日本国内をくまなく訪れてるのかと怒るより呆れてしまいました。
西武秩父駅へ向かう途中、日祭日でもないのにSLパレオエクスプレスが停まってました。
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西武秩父駅前から乗車した小鹿野町営バスが薬師堂に到着したのは雲がたれこめた夕暮れ間近。
そんななか薬師堂が威風堂々の佇まいを見せてます。
折り鶴がたくさん吊るされてるのは、薬師堂だけに病気が治るようにとの祈願ででしょうか?
先日行った田園調布のイチョウ並木は黄葉に早かったし、神宮外苑のイチョウ並木も今年は撮りに行けるかわからないのでここぞとばかり撮影。
趣ある薬師堂を一時間ばかり撮影し宿へ。
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と思ってるとなにやら合掌造りを思わす光景が・・・
それでも朝4時起きだったし歩き疲れてたので宿に入りました。
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これまで泊まった公営の宿は一軒だけのぞいてどこも従業員の接客がよく、両神荘も例外ではありません。
食事はハーフバイキングですが安かろう悪かろうのどこぞのホテルと違い、少なくなればすぐに補充してくれ気配りを怠らないしご飯もよそってくれました。
豪華ではないにしろ素朴な味わいは如何にも山宿らしいし、温泉は少し熱めですが疲れが抜けて行くようでした。

翌朝三峰口駅に着くと中津川渓谷行きのバスが発車するところで、運転手に紅葉の状況を聞くと見頃をかなりすぎてるとのことでお花畑駅に戻りました。
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パリー食堂や豚の味噌漬けとメンチやコロッケで有名な安田肉店のそばにある甘味処松むら。
甘味だけでなく稲荷寿司やのり巻きとおにぎり、それに昔ながらの中華そば風といったラーメンが美味しいんですが、時間が早く開店してない。
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秩父へ来たのは一昨年12月以来だったので、猫たちがどういう状況になってるのかとんとわかりません。
この廃屋になってる秩父会館の敷地内にしても7匹ぐらいいたのに、解体工事が始まってる今猫の姿はまったく見えない。
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それでもせっかくここまで来たのに猫を撮らずに帰るのは惜しく、探しまわってようやく見つけたのは線路際。
秩父の猫たちは様変わりしてるようですが、この猫は寒くなると相変わらず日当りのいい線路にいる。
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他のめぼしいところへ猫探しをしようと思うものの、時間的にもういないだろうと秩父神社のイチョウを撮りに。
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行くとなにか行事の後片付けをする人たちがいて落ち着かないし、歩いてたことで腹がへってきてたしエデンのトンカツを食べ帰宅することに。
車中から見る山里にもっとゆっくりしたい思いが募ってましたが、我が家の野良猫が気になってそうもいかず・・・
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撮影機材 PENTAX K-5Ⅱs / SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO / SIGMA 24mm F1.8 DG MACRO / smc PENTAX-A 50mmF1.4 / smc PENTAX DFA MACRO 100mm F2.8 WR

母の命日で墓参りをすませると御岳山頂の宿で二回泊まったことがあり今年も行く前からそのつもりだったんですが、長いこと予報では当日雨だったこともあり予約しませんでした。
それが尾を引いてたのか姉や姪が帰って行く山梨へ一緒に行き、温泉でのんびりする予定だったんです。
ところが姪二人が来る予定で車に乗れないとのことでした。
その一人が突然来ないことになり当日朝姉から山梨へ一緒に来ればいいと連絡がありましたが、もうその気になれなかった。
それでも亡くなる前の母は好きな旅行にも行かず介護させて申し訳ないといってたし、そんなことで命日の墓参りのあとはどこかしら旅行してたような気がします。
物見遊山で楽しむという旅でなく、なにかしら母のことを思いながらです。
今回の秩父旅行を決めるにあたりいろいろ迷いましたが、両神荘へ行く前に薬師堂を見たことは大いに意義があったような気がしてます。

薬師堂の本尊は薬師如来で疾病の治癒を願うもの。
母は乳癌になって片側の乳房を全摘。
その後転移ではなく胃癌になり2年後に亡くなりました。
母の妹である叔母も去年乳癌になって摘出手術を受け、今は抗癌剤治療の最中。
母がその抗癌剤でどれだけ苦しんだか・・・
それも半年間続け効果がないのでやめるといくらか元気になり、量は少ないものの普通の食事ができるまで恢復しました。
それで姉がいる山梨で半月ほど温泉三昧を楽しんだものです。
それでも癌はしぶとく治癒することはありませんでした。
私自身10年ほど前胆嚢癌になって摘出してますが、それが今後どうなるか分かったものではない。
そんなことで写真を撮るだけでなく、薬師堂を見てるだけのこともありました。
叔母にしても七回忌に行かなければという思いが強かったでしょうが、抗癌剤治療は体力だけでなく気力も衰えさせてるようで、私が雨のなか来るのは大変だからというと悪いねと謝ってました。

亡くなった者が生き返ることはないし、墓参りなどで霊を鎮め故人として偲べばいい。
それよりも今生きてる者が元気で生きて行けるようにしなければならない。
そのひとつとして薬師如来にすがるのも悪くはないでしょう。
そして旅行して鋭気を養えば長生きするでしょう。

とまぁ~そんなことを思ってるうち、秩父からもどって早一週間が経ちました。
温泉はいって上げ膳据え膳で気力体力ともに充実してたのも束の間。
しなければならないことが山ほどあるというのに何も手付かず。
ちんたらちんたら画像処理して記事にするのに10時間以上かかっただろうか・・・
備忘録のブログとはいえ、記録を整理するのは疲れますね~~~
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