見たままに撮るのは難しい

どんな被写体もそうですが見たままに撮るのは難しい。
なにが難しいかといえば、肉眼で見たままの階調表現です。
その階調表現のポイントは露出ですが、どんなに高級なカメラやレンズを使おうと輝度差が激しいものをそっくり階調表現するのは不可能だからです。
これはカメラセンサーとパソコンモニターにも係る問題でもありますが・・・

こちらがフィルムカメラを常用してたときネガフィルムのラチチェードはプラスマイナス2で、ポジフィルムだとプラスマイナス0.5だとよくいわれてました。
これがデジタルだとラチチェードからはずれたのでも画像処理である程度救えるものの、それでも限界はある。
黒つぶれは救えても白とびは救えないので撮影するときは若干マイナス補正しろとよくいわれてました。
カメラを手にしてから半世紀。
その間なんどもブランクがあるものの物覚えがよかった中学生から二十歳ごろまで、写友や先輩たちからいろんことを学んで頭に叩き込んでた。
それと並行しながら毎日カメラなどのカメラ雑誌で得た知識と、その経験則と勘であるていど適正露出がわかる。

適正露出がわかったところで上記のような理由ですべての階調を表現すること、すなわち見たままに撮るのは難しいというか不可能。
それだからこそ画像処理するし、そのためにRAWファイルで保存してる。

青空に映える皇帝ダリア露出補正
+2.3なら花弁は透けたように映り青空は白とびを起こす。
+2.0でも花弁と空はとんでる。
+1.0~1.3で花弁の白とびがなくなり空も見たまま青い。
それでも+0.7にしたのは左の花が反射してるのを少しでも抑えるためだし、ひまわりのように密集した蕊が明るくならないためです。

逆光での測光モードはスポット測光がいいとされますが、こちらは慣れてる中央部重点測光にしてます。
スポット測光だと狙ったポイントをはずしてる可能性が高いからです。
手持ちでなく三脚利用ならスポット測光もいいですが、それだと測光したところいがいの階調表現がどこまでされるのか不安なのが理由です。
また多分割測光だと表現できる階調は広くなりますが、逆光なのにのっぺりとした感じになりそうなので嫌いました。
かといってこれ以上コントラストを上げると白とび黒つぶれの範囲が広がりますからね・・・

撮影機材 PENTAX K-5Ⅱs / SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO
 

玉ボケの皇帝ダリアとかつては茅葺屋根だった民家を背景にしたのも・・・
2017_11_0017.jpg 2017_11_0018.jpg
関連記事

晩秋に咲き誇る皇帝ダリアにトケイソウとランタナ

smc PENTAX-M 40-80mmF2.8-4.0は正確にはマクロレンズではなく80mmにすると最短距離が短くなります。
俗にいう簡易マクロですがこれが結構使える優れもので、花の撮影には必ず携行してます。
とはいえ、逆光に弱くフレアとゴーストにフリンジが発生するし、モチーフ前後のピントが合ってない付近ではボケがにじんでうるさく感じることもあります。
それも光線やアングル次第で変わりますが、標準から中望遠域をカバーしてくれるズーム比が便利だし柔らかなボケ具合が好きで多用してます。

そんなレンズで、晩秋に咲き誇る皇帝ダリアトケイソウランタナを撮影しました。
smc PENTAX-M 40-80mmF2.8-4.0の欠点が顕著に出てる画像ですが、高倍率の万能ズームよりまだましだし、何よりも軽いので長時間撮り歩きしててもさほど疲れないのがいいです。
鏡筒がもう少し短いといいんですけどね~~~

撮影機材 PENTAX K-5Ⅱs / smc PENTAX-M 40-80mmF2.8-4.0 Macro
2015_11_flower_0012.jpg 2015_11_flower_0010.jpg 2015_11_flower_0011.jpg
関連記事