思い通りに写真を撮りたい

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個人の肖像権プライバシー侵害で街角スナップができない 

つい先日気になったことがあります。
チューリップの撮影をしてると保育園児たちがやって来ました。
チューリップを撮るのに邪魔だと思うものの、園児たちとの取り合わせもいいだろうと何度かシャッターを押してると、保母さんが園児の顔を写さないでくださいといってきた。
嗚呼~個人の肖像権プライバシー侵害になるのはもっともですが、ネットに載せたりしないのでといいました。
保母さんにすれば至極当たり前のことをいっただけですが・・・

昨夜ネットで「写真は時代の証明 時代の顔を撮り続けたい ── 写真家・加納典明が語る」(情報元はこちらです)というコラムが目に留まり読んでいくと、渋谷のハチ公前から道玄坂に続く五差路のスクランブル交差点をプロの写真家は撮らないと書かれてました。
何故なら人の顔が写りこんでなにかとトラブルになるからとのことでです。

これを読んでて思うことは、こうして人がいる街を撮らなくなれば、風俗文化の変遷を記録として残せなくなる。
それは街だけでなく海や山にしても同じで、時代を物語るのに最も端的な写真が今上記したような個人の著作権やプライバシーの侵害というお題目のもと、プロアマチュアを問わず通行人でさえ撮らなくなってる。
いや、撮りたくなくても写りこんでるのが圧倒的に多いのに、それをネットで掲載するときはぼかしやモザイク処理してます。

見ず知らずの赤の他人を被写体にしたスナップ
それは昔の写真雑誌コンテストならざらに掲載されてました。
それでも応募する側に良識があり、写した人を誹謗中傷するようなものでなく、なにか魅力があっての撮影だったからでしょう。
だからこそ世間に受け入れられたし、その昔では土門拳が「筑豊のこどもたち」「腕白小僧がいた」や田沼武能の「下町今昔物語」「東京の戦後」などこどもばかりか大人たちの日常を切り撮った写真集が刊行されてます。

そういった写真集をヒントにして物づくりをした人がいただろうし、何らかの影響を受けたのは想像に難くないでしょう。
写真は今という時を切り撮るだけでなく、未来へ繋ぐものとして残していかなければならない貴重な財産です。
それが携帯電話からスマフォになりカメラがなくても手軽に撮影できるのを悪用するのが多くなり、果ては人を裁くべき人間までが盗撮行為で捕まってる。
そういう時勢なので、園児を撮らせないというのも無理からぬ世相なんでしょう。
街角スナップができない日が、そう遠くないところまで来てるんでしょうか?
でも、まさか、下の写真までプライバシー侵害とはいわないでしょうね・・・


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テーマ: スナップ写真 | ジャンル: 写真 |  trackback: -- | comment: 8 | edit

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